ジョイボーイは、空白の100年に実在した人物として原作に描かれています。
魚人島のポーネグリフに謝罪の言葉を残し、のちにズニーシャから「帰ってきた」と呼ばれた存在。
ここで一つ疑問が浮かびます。
ジョイボーイとは、たった一人の名前なのか、それとも代々受け継がれる役割なのか。
この視点から、空白の100年とニカ、そしてイム様との関係まで考えていきます。
ジョイボーイとは何者か 原作で分かっていること
ジョイボーイという名前が初めて姿を見せたのは、魚人島編の終盤だった。
巨大なポーネグリフに刻まれていたのは、謝罪の言葉。
誰かに向けて詫びる内容が、そこには残されていました。
空白の100年は、いまからおよそ800〜900年前の出来事。
世界政府によって、この時代の記録はほとんど消されている。
オハラの学者たちが命がけで追っていたのも、まさにこの空白の部分です。
謝罪という行為には、必ず相手がいる。
ジョイボーイは、誰かとの約束を果たせなかった当事者だったのかもしれません。
ただ、石碑が魚人島にあるからといって、謝る相手が魚人島の住人だったとは限らない。
場所と相手が一致するとは限らないので、そこは慎重に考えたいところです。
空白の100年に何があったのか ジョイボーイとの接点
巨大な王国という国が、かつて存在していた。
連合王国と呼ばれる勢力との戦いに敗れた、というのがオハラの仮説だ。
その戦いに勝った側が、のちの世界政府になったと考えられています。
世界政府が樹立されたのは、いまからおよそ800年前。
王下七武海の制度も、天竜人という存在も、この時に生まれた。
巨大な王国が姿を消したタイミングと、ぴったり重なる。
ここから先は完全に想像だけど、ジョイボーイは巨大な王国側の人物だったのではないか。
あるいは、王国そのものを象徴する存在だった可能性もある。
記録が消された理由と、ジョイボーイという名前が長く伏せられてきた理由は、地続きなのかもしれません。
ルフィ=ニカ説とジョイボーイの関係
ルフィの悪魔の実の正体は、ヒトヒトの実 幻獣種モデル”ニカ”。
ゴムゴムの実だと思われていた力が、まったく違う姿を見せた瞬間だった。
ギア5という形で、その力は初めて解き放たれます。
このとき、島の下で眠っていたズニーシャが、こう呟いた。
「ジョイボーイが帰ってきた」(第1043話)
たった一言だが、この発言が持つ意味は大きい。
ニカの能力に目覚めたルフィを見て、ズニーシャはジョイボーイの再来だと感じた。
つまり、ニカとジョイボーイは、何らかの形でつながっている。
ここで一つ、考えたいことがある。
ニカという実を食べれば、誰でもジョイボーイになれるのか。
それとも、ニカの力を持つ者が、行動によってジョイボーイと呼ばれるようになるのか。
この二つは、似ているようでまったく違う話です。
前者なら、ジョイボーイは実に紐づいた役目のようなもの。
後者なら、ジョイボーイは名乗るものではなく、周りに認められて初めて名乗れる称号ということになる。
どちらの読み方もいまは想像でしかないが、後者の方が物語の作り方としては自然に感じます。
ジョイボーイは一人だけなのか 称号説を考えてみる
「ジョイボーイ」という言葉が、固有名詞ではなく役割を指しているとしたら――。
この見方に立つと、いろいろな謎がすっきりつながる気がします。
比較したいのが、「Dの意志」という概念だ。
Dの名を持つ者たちは、世界政府や天竜人から敵視される特別な血筋。
「神の天敵」(第1085話)
と呼ばれるほど、彼らの存在は恐れられている。
ただしDの意志は、名前によって受け継がれるもの。
生まれた瞬間から、Dを持つ者はDの意志の継承者です。
ジョイボーイは、これとは仕組みが違うのではないか。
名前で受け継ぐのではなく、行動によって受け継がれる役割なのかもしれません。
ロジャーやほかの誰かが、過去にジョイボーイと呼ばれていた可能性もゼロではない。
ただし、これを裏付ける直接的な描写は原作にまだ登場していない。
いまはまだ、一つの読み方として楽しんでおきたい部分です。
イム様との関係はあるのか
世界政府の頂点に座るとされる、イム様という存在がいる。
虚の玉座に腰かけ、その正体も目的も、いまだに明かされていない謎の人物です。
空白の100年の記録を消したのは、世界政府だと考えられている。
イム様がその頂点にいるなら、ジョイボーイを歴史から消した側の中心人物という見方もできる。
ジョイボーイを葬った側の象徴が、イム様なのかもしれない。
ここは特に、想像の要素が強い部分だ。
原作の描写の中で、イム様とジョイボーイを直接結びつける場面は、いまのところ見当たらない。
それでも、空白の100年という同じ時代を挟んで二人が向き合っていた構図を想像すると、物語の奥行きがぐっと広がる気がします。
今後どう回収される? 残された伏線を整理
空白の100年もジョイボーイも、少しずつ手がかりが明かされてきた伏線だ。
とはいえ、まだ全体像が見えたわけではない。
古代兵器も同じような状況にある。
プルトンはワノ国に眠っていることが分かった。
ポセイドンの力は、しらほしが持っていることも判明済みだ。
残るウラヌスの正体だけは、まだ明らかになっていません。
もしジョイボーイが称号だとしたら、今後の展開にも影響してくるはず。
ルフィだけでなく、過去のさまざまな人物がジョイボーイに重ねられていく可能性もある。
どこまでが個人の物語で、どこからが役割の物語なのか。
その線引きが見えてきたとき、称号説の答え合わせができそうです。
まとめ
ジョイボーイは、空白の100年に生きていた確かな人物。
そして、ルフィのギア5覚醒とともに「帰ってきた」と呼ばれた存在でもある。
この二つの事実だけでも、ジョイボーイという名前の重みは十分に伝わってきます。
ただ、ジョイボーイが一人の人間なのか、それとも受け継がれる役割なのか。
その答えは、まだ誰にも分からない。
Dの意志が血筋で受け継がれるのに対し、ジョイボーイは行動で受け継がれるとしたら――。
ルフィの後にも、ジョイボーイと呼ばれる誰かが現れる日が来るのかもしれません。
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